胃がんリスク検診（ABC検診）

簡単な血液検査で胃がんのリスクを測定します。

胃がんリスク検診（ABC検診）は、全く新しいタイプの胃がんの検診です。
簡単な血液検査で測定できるので、胃カメラもバリウムも飲む必要はありません。
バリウムでの透視検査よりも、早期胃がんの発見率は2倍高いといわれています。
まずは、お気軽にABC検診を受けて、精密検査を受ける必要があるかどうかを判断してみてはいかがですか。

ABC検診について

胃がんリスク検診（ABC検診）とは、ピロリ菌感染の有無（血清ピロリ菌IgG抗体）と
胃粘膜萎縮の程度（血清ペプシノゲン値）を測定し、
胃がんになりやすい状態かどうかをA・B・Cに分類する新しい検診法です。
●特定検診（メタボ健診）などと同時に行なうことも可能です。

検診費用 5000円：保険外診療のため自費になります。

■ペプシノゲン検査

「ペプシノゲン」という物質の血中濃度を測定することで
胃粘膜の健康状態（萎縮）を客観的に調べる検査です。

■ヘリコバクター・ピロリ抗体検査

胃がヘリコバクター・ピロリ菌に感染していないか調べる検査です。
※WHOはピロリ菌が胃がんの確実な発癌物質と認定しています。

胃がんの発生のしくみ

胃がんの発生にピロリ菌の感染が関与していることはほぼ確実です。
ABC検診を受けることは、胃がんの発生リスクを予測する上で、とても有益です。

判定について

ABC検診を推進している「NPO法人日本胃がん予知・診断・治療研究機構」は、
ABC検診のCタイプをピロリ菌の有無によってさらに2タイプに分け、ABCD群として評価を行っています。
（下記の図参照）

※Aタイプでも自覚症状のあるかた、また過去5年以内に精密画像検査を受けていないかたは、
　内視鏡検査等の画像検査を受けることが必要です。